ちゃんと呼吸をしましょう
感染症の予防で、常にマスク着用を強いられ、どんどん呼吸が浅くなっている方はたくさんいるのではないでしょうか?私ももちろんその一人ですが、私達は普段、全く無意識に呼吸をしています。しかし、呼吸とは生きている間、絶え間なく続けるもので、人は一生の間になんと6~7億回も呼吸をするそうです。
深くゆっくりと酸素を吸い込むことで、全身に新鮮な酸素が行き渡り血行が良くなります。そして心身ともにリフレッシュすることができるのです。呼吸の仕方ひとつで、心身の健康は大きく左右されますので、ぜひ正しい呼吸法を身につけてストレスを解消させましょう!
<呼吸のリラックス効果>
感情と呼吸は密接な関係があります。心身が緊張した状態になると、呼吸は浅く短くなり、眠っている時やリラックス状態の時は、呼吸は深くゆっくりになります。
呼吸を整えることで、以下のようなさまざまなリラックス効果が得られます。
①頭がスッキリ!
人は呼吸をして全身に酸素を送っていますが、呼吸が浅いと酸素が不足してしまいます。
特に脳は酸素不足になりがちですので、深呼吸をしてみると頭がスッキリするはずです。
②副交感神経でリラックス!
交感神経は不安やストレスを感じた時に活発となり、副交感神経は睡眠時やリラックスしている時に働いています。
ゆっくりとした大きな呼吸は、副交感神経をスムーズに働かせます。
副交感神経は、ホルモンや免疫の働きを正常化させる働きもあります。
③集中で気分転換!
呼吸に集中することによって、受けているストレスから一時的に遮断されます。
そうすることで、気分を落ち着けることができます。
<浅い呼吸は危険!>
ストレスを感じている時、いつのまにか呼吸は浅くなっているものです。浅い呼吸とは、肩や胸だけで行っている呼吸で、肺の一部にしか酸素を届けることができず、血液中の酸素が不足してきます。
最もそのダメージが大きいのが脳です。普通の筋肉細胞を1とすると、脳の神経細胞はその20倍の酸素を摂取しなければならないからです。
また、常に浅い呼吸を続けていると、副交感神経の代わりに交感神経ばかりが働くようになり、体のあちこちに支障があらわれます。
このように、浅い呼吸は脳や自律神経に影響を及ぼし、ストレスをますます増幅させてしまいますので、ぜひ一人でいる時や外に出た時など、一日に何回かはマスクを外して、しっかり深く呼吸をするようにしましょうね☆