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東洋医学からみた花粉症

 

東洋医学では、春は「肝の季節」つまり肝臓の機能が高まる季節といわれていて、普段はアレルギー疾患のない人でも症状が出ることもあり「花粉症」はその代表例です。また、肝気が高ぶりやすくなるのもこの時期ですが、普段から心身ともに緊張状態やストレス過多の生活をしていると、筋肉疲労、倦怠感、イライラ、肩こり、めまいや頭痛などを引き起こします。こうした肝気が高ぶりすぎる状態を「肝気上逆」といいます。

そこで、肝臓と花粉症の関係ですが、花粉症が人体のさまざまな場所に発症するのは、この「肝気上逆」がベースになっています。肌に湿熱があればまぶたが赤く腫れ上がり、かゆみが出ます。また、ストレス過多で肝気がとくに高ぶっていれば、目のかゆみはより一層増し、頭痛で涙が出ることもあります。さらに、胃腸が弱っていると体の水分代謝が円滑にいかず、「肝気上逆」によって「水」を上部に吸い上げて、ポタポタと鼻水が出るというしくみです。ほかに主な症状としては筋肉の張りを感じる人が多いでしょう。これも肝機能に関わる代表的な症状のひとつです。

そこで、肝臓の状態が気になる場合の「改善法」ですが、「肝」を治すには「肝臓」を用いるというわけで、特に血液の不足に効果のあるレバーを摂ることが重要。また、それに加えてイライラしがちな人は肝の熱を冷ます為に酸味のあるもの(レモン、梅干し、酢…)やセロリ、アスパラガス、たらの芽、菜の花といった旬の食材を摂ることもおすすめです。

In Oriental medicine, spring is said to be the season of “liver season” that is, the season that the function of liver increases and some people suffer  “hay fever”. For  improve liver function,I recommend to take seasonal food (celery,asparagus,cod roe,rape flower)and lemon to heal liver.

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