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自律神経のお話②

今日は自律神経の乱れになぜ男女比があるのかお話します。

自律神経失調症の罹患者は男性よりも女性の方が多いことを知っていましたか?

では、男女で「自律神経」の働きに差が出てしまうのはなぜでしょうか。これは、女性の方が「交感神経」の緊張が弱く、逆に男性の方は「交感神経」の緊張が高いので血糖値などの働きに差が出るのではないかと考えられています。ある研究によると、血糖値を上げようとする能力は、男性に比べて女性のほうがはるかに低く、男性の血糖値の低下よりも女性の血糖値の低下がはるかに大きいことが明らかとなりました。このことから、女性は男性より血糖値が下がりやすいので甘いものを好み、男性は交感神経の緊張が高く、血糖値が下がりにくいので、それほど甘いものを欲しないのではないか、と言われています。

(女性の方も男性の方も糖分の摂り過ぎにはくれぐれも気をつけてくださいね。すでに常識になっているかと思いますが、特に白い砂糖は急激に血糖値を上昇させ、インシュリンを大量に分泌して血糖値を下げようとします。これを繰り返すことで気分が上がったり下がったりして悪循環に陥ってしまいます。)

また、女性には「女性ホルモン」による様々な女性特有の働きがあります。月経や妊娠、出産、更年期などでホルモンバランスが乱れると自律神経もみだれやすくなります。特に最近では子育てや家事をこなしながら働く女性が増えました。女性ホルモンが引き起こす不快な症状の他にもこのような要因(育児や家事、就業など)でもストレスをため込みやすく、睡眠不足になりやすいので自律神経の乱れや睡眠障害を起こしやすい特徴があります。女性ホルモンの仕組み、身体や精神活動にどのように影響するかは次回詳しくお話します。

まとめ

いかがでしたか?女性と男性で自律神経の働きに様々な違いがあることがわかりました。体には異常はないけど、なんとなく不調を感じる時は自律神経が関わっているかもしれません。

自律神経は大きな病気の引き金になることもあるので、ストレスをため込まず定期的にリフレッシュすることが大切ですね!

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