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血液の役割(白血球)

今日は白血球のお話です。

◆白血球の成分と役割

白血球は、顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)、リンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞)、単球に分類され細胞核を持つ集合体です。単球は血管から組織に入りマクロファージ(大食細胞)に変わります。

☆顆粒球の寿命は約2~14日

☆リンパ球の寿命は数十年の場合もあります。

☆血液1mm2に成人で平均7,500個。

役割は、病原体やガン細胞を直接、あるいは抗体を作って間接的に攻撃し体を守る働き殺菌、免疫作用を持ちます。

<それぞれの役割>

好中球・・・ 細菌の捕食、 殺菌。 
好酸球 ・・・寄生虫を攻撃、アレルギー反応を引き起こしたり、抑制する。 
好塩基球 ・・・詳細は不明だが、アレルギー反応を引き起こすと考えられている。 
リンパ球・・・ 抗体を作り、腫瘍細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃。
単球・・・ 細菌などの異物を捕食。リンパ球に抗体の特徴を伝える。
(マクロファージは単球からから分化したもの) 

◆白血球と免疫力

免疫力とは体内に侵入した細菌やウイルス、腫瘍などを排除する力です。免疫システムを担っているのは免疫細胞である白血球です。
免疫システムも自律神経支配を受けています。活発な状態では交感神経が優位になり顆粒球の比率が上昇、穏やかな状態では副交感神経が優位となりリンパ球の比率が上昇します。ストレスが過度になれば自律神経のバランスが崩れ自律神経失調症や心身症、神経症といった心理的・身体的症状があらわれるようになります。

私たちが持続的な強いストレスを受けると、脳からストレスに反応してステロイドホルモンや神経伝達物質が分泌され、白血球中のリンパ球や細胞の働きを低下させます。

◆免疫力と鍼灸治療

実はこの免疫力を上げるために鍼灸治療が有効であることはご存知でしょうか

それは、鍼を刺すことで体に侵入した傷を治そうと白血球が増加するんです!

同時に免疫機構に働きかけ健康な身体作りに役立ちます。

もちろん、バランスの良い食事、充分な睡眠、軽い運動などは大切ですが、忙しい日々の中で短期間で免疫力を上げたい方に鍼灸治療はおすすめです。

また笑顔をこころがける事も免疫力アップにつながります。笑うと免疫細胞が活躍しますので、毎日笑って過ごしたらもっともっと健康になりますね(^^)

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