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血液の役割(赤血球)

今日は血液のお話です(^^)

◆血液の成分と役割

人体を構成する細胞に栄養(糖、脂質、蛋白質等)、ホルモン(作用物質)や酸素を送り届け二酸化炭素や代謝老廃物を肺、肝臓、腎臓、脾臓等に運搬するのが血液です。また、体温を維持するため熱も血液が運んでいます。血行が良くなるとポカポカしますよね。

成分は、赤血球、白血球、血小板、血漿(けっしょう)で構成されています。
血液量は体重の13分の1と考えられています。

◆赤血球の成分と役割

赤血球は、水やヘモグロビン(タンパク質)、脂質といった物質から構成されていて体内で合成することのできない鉄、ビタミンB12、および葉酸が重要な栄養素とされています。骨髄で生成され、古くなると脾臓で分解され体外へ排出されます。

☆寿命は約120日間。

☆血液1mm2に成人男子で約500万個、成人女子で約450万個、幼児で約690万個。

役割は肺で取り込まれた酸素と二酸化炭素の運搬です。その構造は表面の赤血球膜と内部の細胞質に分けられ、赤血球細胞膜を通して酸素と二酸化炭素が交換されます。

◆鉄欠乏貧血って何?

鉄が少なくなると、十分な量のヘモグロビンが作られなくなり、貧血になる場合があります。これが日本人に最も多い、「鉄欠乏性貧血」と呼ばれるタイプの貧血です。過度のダイエットなどによる栄養不足や、腸からの鉄分の吸収が不十分な場合、生理の出血や子宮筋腫などの要因によって鉄分が不足することで起こります。      

◆男性の貧血?!

女性は、生理・妊娠・ダイエットなどで、男性に比べると貧血になりやすい傾向にあります。また、もともと女性の方が、男性に比べて赤血球の数が少ないことも大きな原因になっています。

なぜ、男性の方が赤血球数が多いのでしょうか。これは、男性ホルモンが深く関係しています。血球の元となる造血幹細胞が赤血球へと変化するためには、「エリスロポエチン」と呼ばれる腎臓で作られるホルモンが必要ですが、実はこの合成を促しているのが男性ホルモンなのです。そのため、男性の方が赤血球は多く作られます。ただし、男性ホルモンは70歳前後より減少するため、それ以降は赤血球数の男女差が縮まっていきます。

<まとめ>

いかがでしたか?普段、健康診断で血液を採取して様々なデータをみて安心したり不安になったりしている方も多いかもしれませんが、基本的な役割を改めて知ると面白いですね!定期的にちゃんと入れ替わっているのですね。。。

次回は白血球のお話をします!!

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